あれ?ここは…どこ?

私は…ベッドに寝ていて…

天井が見える

白いカーテンから夕日が差し込む

誰かが近寄ってくる気配。誰?

「ああ、やっと気づいたわね。やよいちゃん?」

保健の先生だ。みんなは「レイコ先生」って呼んでる。

『やよいちゃん』とは…私のことだ。

「レイコ…先生…私は…一体?」

私は先生を見る。

彼女は「ふううっ」とため息をつき、落ち着いた様子でゆっくりと話し始める。

「あなた、は、ねえ…」