シグレ〜drizzling rain〜

はぁ…はぁ…



朝練終わりだから体が重い…




だけど、俺の目の前には



?「♪〜♪〜」



鼻歌を歌いながら、花に水をやる君。




なんて話しかければいいだろう。


いきなり知らない男に話しかけられたら、警戒するだろうな…


トクン…トクン…



謎のうるさい鼓動をおさえながら、色々考えていると、




?「あ、あの…」




ソ「ふぇ?」




そこには困った様子で俺の方を見つめている君が…



多分、俺がしどろもどろしてる姿見られたな…




せっかくしゃべりかけてくれたからなんか返さないと!



ソ「あっ、ああ!ごめんね、通りかかった時に見かけたから気になったんだ!」



?「あ、そうなんですね。じゃあ私はこれで…」



さーっと君は俺との距離を離れてゆく、



待って名前も聞いてないのに、


今度こそ!



ソ「ね、ねぇ!君、名前なんてゆうの?」


よしゆえた!



君はゆっくりと振り向いて、


ハ「さ、桜井ハナと申します…」


そうゆうと駆け足でどこかへ行ってしまった。



ハナちゃん…ってゆうのか…


もっと喋りたかったな…



そう思いながら俺は教室にもどっていくのであった。