休み時間はわたし、美希、相川、そして仁と過ごすことが多くなった。

今月あたりから、白石さんは女子友達ができたみたいで、その子たちと食べることが多くなり、相川も相川でわたしたちと行動することが多くなり、二人は前ほど一緒にいなくなった。

それを嬉しく思うわたしはきっと人間として最低だ。

あと、白石さんに女子友達ができた原因が私らしいと相川が教えてくれた。私みたいにもっと堂々として自信を持って話しかけてみる!って意気込んでいたらしい…?(謎の極みなんだが)


「で?玲の好きな人は?」

「ブッ!」

サルのとんでもない発言にわたしのウィンナーはお墓行き。

「ちょ、汚い!」

美希がわあわあ騒いでいる。

「だから、いるってば。」

相川修二。

なんて、言えないけど。

隣に座ってるし…

「誰々ー!?」

サルは空気というものを読めないのか。

「言うわけないじゃん。」