あの日から、修二…いや、相川は、何かとわたしを気にかけるようになった。 さすがに修二とは呼べなかったけど、グッと距離が縮んだ気がした。 だけどその一方で、 白石さんの不安げな表情をよく目にするようになった。 あと、あの日から、 兄ちゃんとは連絡が取れなくなった。 電話番号まで変えてしまったようだった。 だけど今でもあのジャケットはわたしの椅子にかけてある。 いつ返せるようになるのかはわからない。 ただ、 ある種のお守りのようにわたしを守ってくれるような気がした。