修二の家に着くと、瀬奈ちゃんだけが留守番をしていた。


わたしの姿を見ると瀬奈ちゃんは慌てて医療品を持ってきてくれた。


その医療品を修二は受け取ると、そのままわたしを抱きながら二階の修二の部屋に入った。



「修二っ…大丈夫だよ…自分でできるから。」



ベッドの上にそっと降ろされた時、わたしは咄嗟にジャケットを胸元の上に置いた。



「何言ってんだよ。」



そう言いながら修二はマキロンなどを取り出している。



「修二っ…」



「お前は黙って治療されてろ。」