桂さんはスマホを持ち、動画を回すと、悶絶の響く部室に乗り込んだ。 「な、なんだお前!!」 そう声がした。しかし、これは青柳さんの声ではない。桂さんの声だ。 私と鈴村さんはアイコンタクトをし、部室に入った。 すると、そこには床に座り込んだ青柳さんが、ゲロ……。 じゃなくて、マカロンを頬張っていた。 「あー、怖い……ムシャムシャ……怖いわあ……ムシャムシャ……。」