その悲鳴を聞いて、桂さんはクスクス笑った。根っからの外道だ。 鈴村さんも必死に笑いを堪えようとしていた。意外と外道だ。 「キャー!! 怖い! 怖いわあ! ムシャ……ングッ……し、死ぬ……。」 何やらゲロのような音がする。その音が、根っからの外道と意外と外道の笑いを大きくする。 いくらなんでも、可哀想だ。 「もう、やめてあげましょうよ?」 「いや、まだまだ。雀の悶絶してるその姿をスマホの動画で残す。」 さ、最低だ……。