私は円お姉ちゃんに言われた通り、校長池で水を汲んできて、水槽に入れた。 それから、木彫りのかえるをその中に入れた。 すると……。 「……円お姉ちゃん、これ……。」 「ええ、そうね……これ……。」 なんと、木彫りのかえるが動き出したのだ。 水の中をすいすい泳いだり、飛んだり跳ねたり。おまけに鳴き声まで……。 「木彫り……だよね?」 「そうね。木彫りよね……でも、これはひょっとすると、ひょっとするわ!」 円お姉ちゃんが、目を輝かせた。