その2日後、なんとあのインコを描いたおじさんが小奇麗な格好でやって来た。 「すまなかったな。ほら、これ。宿泊代だ。」 「あ、おじさん! おじさんのおかげでこの宿は大繁盛ですよ!」 「ああ、テレビで観たぞ。どれ、インコを見せてくれないか?」 おじさんをインコの部屋に案内すると、おじさんは壁の絵をじっとしばらく見た後、口を開いた。 「この止まり木は、なんだ?」