あまりにも心臓の鼓動が早いから、勇利に聞こえちゃうんじゃないかと心配で、勇利の肩を押して距離をとった。
「ちょっと目にゴミが入っちゃったみたい」
「大丈夫?」
「大丈夫!」
そう言って勇利は元の位置に座り、ため息をつきながら空を見上げた。
こうして横顔を見ても、改めてきれいな顔だなぁと思う。
長い睫毛、くりっとした大きな目、高い鼻に薄いピンク色の唇。
顔が好きなの?と言われれば、顔ももちろん好き。
でも、透き通った白いこの肌も、伸ばすと見えてくる腕の筋も、見かけによらず程よくついてる足の筋肉も………全て好き。
短くて2週間に一度、夕方3時から5時までのたった2時間。
その一緒にいるとき、とても居心地がいい。
まるでずっと前から知り合いだったような感覚に襲われるくらい、話さなくても、一緒にいるだけで幸せ。
この短いたった2時間という時が、永遠に続けばいいといつも思う。
きっと、これが恋なのだろう。



