人見知りがちで内気な性格の私は、高校に入ってもなかなか馴染めなかった。そんな私に声を掛けてくれたのは、先生だった。


「俺は、もっとお前の楽しそうに笑う顔が見たいよ」


その言葉が本当に嬉しかった。
私に一歩を踏み出す勇気をくれた。


「友達、できたよ。先生」


何も努力しなければ、何も変わらない。
そんな状況を変えるために自分から声を掛けていった。

だから友達もできた。学校に行く事も好きになった。


「知ってるよ。ちゃんとお前のこと見てたから」


笑って私の頭をポンポンと撫でてくれた先生のことが大好きになった。