授業に集中できなかった…

周りの目がとても気になってしまった。

社会の授業中1回は班の形になる…
そしたら私はまた1人になってしまう。

それがとても嫌で仕方なかった…

「はーい 。お前ら班の形にしろ〜」

その時が来てしまった…

床に机と椅子をひきずる音が教室中に響いた。

その音が小さくなるにつれて
心が苦しくなった…

「なあなあ、37番!
すげぇ話しあるぜ!!」

話しかけて来たのは後ろの席の拓海(たくみ)である

「やめてよその呼び方。
普通の名前で呼んでくれない?」

「ごめんって!でも罰が怖くてできないんだよ」

「罰?そんなに重いわけ?」

「やばいぜ…りんかのやつ可哀想だもん」

「まって…なにされるの?」

「裸の刑(らのけい)だってさ」

「裸の刑?なにそれ」

「裸にされるらしいぜみんなの前で」

「はぁ!?嘘でしょ?」

「本当だって今、他クラスまで
この情報が伝わってるらしい。
全クラスの力の強い男子たちが
りんかを脱がすらしいよ。」

「信じらんない…」

「いろんな男子がりんかの裸を楽しみにして
協力する人がどんどん増えてるらしいよ。」

「ねぇ、それ
どうすればなくなるわけ?」

「お前が謝りいけば?あのお嬢様に。」

「ねぇ、あんたはなんで話してくれるの?」

「お前の事が好きだからだよ」

「え!?」
顔が赤くなった…

「嘘だけどな」

「ちょー!ムカつく、、、」

「ごめんごめん!」

「とりあえず、謝りに行きな?」

「わかった。」

「みんな俺が話してた事ちくるなよ?」

みんなはだいじょうぶだよと合図をした。