先生があたしの隣に来て立ち止まり、
ノートを覗き込んでいる。


外を見つめたままのあたしは
視界に入ってくる先生に意識が集中。


近い。
近すぎるっ
こんなに近いと
呼吸の仕方も忘れちゃうっ


フッと先生が息を吐くように笑い、
あたしの肩に手を置いて、
それから
何事もなかったようにまた歩きだした。


なんなのっ
思わせぶりな、そーゆー行動はもう、
やめてくれないかなっ!!



なんて。・・うそ。
うれしい。
嬉しすぎて、隠れてた思いが
飛び出してしまいそう・・