くるっと振り向いた先生と目が合う。


ヤバッ

あたしは不自然なほど急に
視線を外に向けた。



「ハイ、じゃ、問1を木村。
 問2を斉藤。
 問3を佐々木。
 前に出てきて解いて」


「えーーー」
「むりーーー」
「やだぁーー」


「いいからとっととやれっ」