「ちょっとお水取ってくるね」

『うん』


マキが席を立つ。




「・・お前、そんな食えんの?」


背中合わせで先生がボソっとつぶやく。


『余裕で』


あたしも
後ろを振り向かず、
周りに聞こえないように
ボソっとつぶやき返す。