やっぱり、颯斗にとって私はただの幼なじみだったんだ。

もしかしたら、颯斗も私のことを…
もしかしたら、あの約束を覚えているのかも…

そんなことあるわけない、と思っていたけど
心のどこかで少し期待していた。

そんな期待も一瞬にして崩れ去った。

ずっと大好きだった彼がほかの人のものになった。

その事実を受け入れることができず、ただ泣いていた。