そのネックレスを外して

「あ、里奈~」



でもそれは儚いもの



無理やり現実に押し戻される



「ん、蓮也君どうしたの?」
「これ、昨日部屋に忘れてっただろ」


「あっ、ごめんなさい」


私は見てしまった

片瀬の今まで一度も見たことがない表情と

彼の手の中で赤く光るものを










ねえ


そのネックレスを外してなにをしていたの










私は、目頭が熱くなるのを感じて教室を後にした





天国から一気に落とされたよう




「ぅぐ・・・ぅっ・・・」


堪えようとするほどに涙があふれた



耐えられるはずがなかった



小学生からの想い人

その彼女も私の大好きな人



憎めない


だけど



ごめんね




祝えないよ





下を向いたときに気づく髪の短さが

ひどくむなしく感じた