泣いて泣いて泣いて泣いて
泣きつかれても
声が枯れても
それでも涙が溢れた。
好きだって
ずっと一緒だって
信じて疑わなかったあの頃に
戻りたかった。
将来が安心だなんて
どうして信じきっていたのだろう。
保証されてるはずがないのに。
もう一つの、彼の方の指輪を
彼の写真の前に置く。
「ありがとう。嬉しい。」
叶ったはずの、
一生君といる約束。
それなのに、
もう叶わない。
君の新郎姿も
ウェディングドレスを見せた感想も
お揃いの指輪も
もう着けることが出来なくて
夢は夢のままで終わってく。