いつもみたいに泣いていたあたしの傍にいるときの目で あたしを 遮断機の向こうで心配そうに 「・・・ラン・・・?」 『くぅー・・・』 「・・・・・・っラン!!!」 死んじゃダメだよって 言ってくれている気がした 愛祈は、まだ生きていていいの? ねえ、ラン・・・ ラン ラン・・・・ あんたをあたしは殺したんだよ? ラン、あんたはまだ あたしのコトを好きでいてくれるの・・・? 心の中でそう言うと 『ワンッ』 いつものように優しく吠える 「・・・・らんっ!!!」