【完】溺れるほど、愛しくて。





いつもは優しくて滅多に
大きな声なんて出さないお父さん。


そんなお父さんが怒鳴ったのには正直驚いたけど、あたしの中なモヤッとした感情が芽生えた。


ついていい嘘と悪い嘘……?




───…彼氏が四人くらいいるんだって


───…お姉ちゃんとは比べ物にならないよね


───…中学の時、友達いじめてたんだって




今まであたしのことでつかれてきた偽りがたくさんある。


それを一つ一つ思い出せば、全てついちゃいけない嘘なんだと思う。


それを誰が判断するの?
つかれているあたし?それともほかの人?


そんなのわからないじゃん。
なにがついていい嘘と悪い嘘よ……っ。