「なんで俺が退かなきゃなんないわけ?
お前たちがどっか行けば?」


「邪魔なんだけど」


「俺さ、女に手出す気はなかったけどお前らには出しちまいそうな気がするから早く失せろ」


低く殺気の混じりた声で彼女たちに言った。


その言葉や声は心臓が震えそうなほど怖くて恐ろしかった。



「っ…!そこの女!覚えときなよ!」



それは女子高生たちも同じようで焦ったようにして立ち去っていった。


まるで、彼と初めて会ったときに逃げていったチンピラのようで


この人は本当に目だけで人が殺せそうだな…と本気で思った。