「ふっ…俺にどーしてほしい?」


「ど、どうって……」


「言えよ、言えたら答えてやるから」



いつもの調子が戻ってきた気がする。

萩花と過ごすうちに
こんな何気ない日々がすげー幸せに感じる。



「もっと…キス、してほしいなぁ」



顔を真っ赤に染めて、モジモジしながら言う萩花は本当に俺を殺しにきてるとおもう。


自分で言わせといて、本当は俺の方がドキドキしてるんだなんて萩花には口が滑っても言えねぇけど。



「仕方ねぇな」



口だけは上からで、とびきり甘いキスを萩花の唇に落とした。


俺……生殺しかよ。


あー…もう俺、お前から離れらんねぇわ。

こんなに心がお前を求めてるんだから。



「慶さん、大好き!」



俺はずっとコイツとこんな時間を過ごしていたい……そう心の底から願った。