「萩花……好きだ…
今は舞花じゃなくてお前が好き」



俺は泣き止むと、萩花にそういった。

どんなに平気な顔をしていても萩花のことだから不安になっているのは間違いない。


今はマジでお前しか興味ねぇよ。



「じゃあ、キスして?」



頬を赤く染めながら言う萩花が可愛すぎるし、俺ばっかりドキドキしてる気がしてムカついたから無性に意地悪したくなった。



「キスだけで終わるかわかんねーぞ?」


「なっ…////」


そうそう。
その顔が見たかったんだよな。


耳まで真っ赤にさせちゃって、可愛いやつ。



「ウソだよ」


「んっ…」



有無を言わさないようにすぐに唇で塞ぐけど触れるだけのキスで終わらせた。


すると、少し不満そうに俺の方を見た萩花。