【完】溺れるほど、愛しくて。




「クーラー付けたら電気代高くなるからごめんね〜」



愉快にそういって、あたしの隣に来て誘導するようにあたしを机の前に座らせる。


ふと、視線を棚の上に置いてある写真に向けるとそこに映っていた人物を見て目を見開いた。


だって、そこに映っていたのは赤髪の彼だったから。



「どうしたの?
知り合いでもいる?」


「えっ…知り合いじゃないんですけど…あの人」


「……アイツのこと知ってんの?」



あたしがそう言ったら彼の少し声のトーンが落ちたような気がする。



聞いちゃいけなかったのかな?
でも、写真を飾ってあるし。