【完】溺れるほど、愛しくて。




「それは初耳だな」



むっ…!またバカにしてる!


いいもんね、もう慶さんなんて
無視してご飯たーべよ!



「いっただきまーす!」


「いただきます」



さすが慶さんの作った料理。

最高に美味しくてほっぺが落ちてしまいそう。



「美味い?」


「めっちゃ美味しい!」


「ん…ならよかった」



ふわっと柔らかく微笑んだ時の慶さんはまた一段とカッコよくてあたしの一番好きな顔だったりする。


普段は冷たい感じな表情だけど、笑うと一気に柔らかくなってかっこよさが増す。



「そんなに俺がカッコいーの?」


「へっ!?」


「見すぎだから。
それとも、見とれてた?」



にんまり、と悪魔の笑顔を浮かべている。



「そ、そ、そんなわけないじゃん!!」


「分かりやすいな、お前」



うぅ…確かにカミカミになっちゃいましたけど。


だって、図星を突かれてしまったら焦ってテンパっちゃわない!?