【完】溺れるほど、愛しくて。




「バカ、まくんねーと濡れるだろ」


「えっ!?」



そういって、後ろから手が伸びてきて
慶さんが器用にあたしの服の袖をまくってくれる。


密着している体。

なんか、さっきよりも
ドキドキするかも…!?



「ふっ…照れすぎるのも程々にしとけよ」



まくり終わって、
数秒後に耳元で意地悪っぽく囁かれた。



「なっ…////」


「んじゃ、早く手ぇ洗って飯食うぞ」



ビーフシチューを二つ持ってテーブルまで行って先に椅子に座った慶さん。


さ、さっきの甘えん坊さんは何だったの!?
え!?都合のいい夢ですか!?



「は、はいっ!」



思わず返事をして慶さんの前に座る。



「ふっ…お前は幼稚園児かよ」


「な!現役高校生ですっ!!!」