「見る。今日だってすげー見られてた」


「それは慶さんを見てたんだよ?」



圧倒的なオーラを放っている慶さんは男の子でも思わず見とれてしまうほどカッコいいから。



「ちげーし。
誤魔化しても無駄。俺は今妬いてんの」


「や、ヤキモチですか?」



急に慶さん甘くない?

あたしの心臓がバグバク音を立ててうるさいんだけど。


ていうか、慶さんにヤチモチ妬いてもらえるなんて幸せすぎる。


いつもあたしばっかりだと思っていたから。