「あ、もちろん俺以外のやつから教わるなんてクソみたいなことしたらキツいお仕置きが待ってるから」


「なんじゃそりゃあ…!」


「お前はガキだから目離すとすぐ他の男のところに行ってそーだから監視してねぇとな」


「からかわないで!」



絶対、バカにしてる!
あたしのことなんだと思ってるの!?


そもそも、慶さんがいくつなのか知らない。



「お前、おもしれーからついつい」


「もうっ!
あ、ねえねえ!慶さんっていくつなの?」


「18」



意外にもサラッと答えてくれたからビックリした。
もっと焦らされるのかと思ってたから。



「そうなんだ」


「こんなにすんなり
答えると思ってなかっただろ」


「へっ…!?」



な、なんで分かるの!?
もしや、心の中を読まれてたりする?!


それは困る。

慶さんのことばっかり考えてるから
心の中を見られたら恥ずかしいよ。



「お前の考えそうなことくらい分かる」


「はぁ、ほんと慶さんって
あたしの事なんだと思ってるわけ?」



すぐにガキ扱いするんだから。
妹とかと同じように見られていたりする?