「親に構ってもらえなくて
寂しいんだったっけ?」
静かに呟いた慶さん。
あたしはその言葉にコクンと頷いた。
すると、慶さんはあたしを抱きしめる力を強めた。
「寂しいなら、俺に甘えろ。
そんな寂しさすぐに俺が埋めてやるから」
「えっ…」
そんなこと言われるなんて思ってもいなかった
あたしはしばらく放心状態に陥った。
「寂しいなんて言えなくなるくらい
俺のこと好きにさせてやる」
「も、もう十分好きだよ!」
「俺を本気にさせたんだから…覚悟しとけよ?」
「へっ…!?」
これってどういうことなの!?
告白なのかな!?それとも違う感じ!?
なんか色々ありすぎて頭が追いつかない。
「どういうこと…?」
「ん?こういうこと」
慶さんはニコッと微笑みながら
言うとあたしの唇に自分の唇を押し付けた。
ちゅっ、と短いけど甘いリップ音が耳に届く。
状況を把握してカッと赤くなる顔を隠そうとするけど慶さんがそれを制した。



