俺様ダーリン!?

『……

あたしもこんな日が来るなんて思ってなかったよ…。
でもずっと…
“また逢えたらな”って思ってた…。』

「優花も思ってたんだ…。
ごめんな…
手紙だけ残して引っ越して…。

本当は直接言いたかった…
でも優花に言うと涙が出そうで…さ。
優花の泣きそうな姿も見たくなかったし…。
優花には最後まで笑ってほしかったんだ…。
笑った顔見ると、元気になれたんだ。

本当にごめんな。」

ひなた……

『ううん…
ひなたがそんなこと考えてくれてたなんて…
ありがとう。
ひなたの気持ち、ちゃんと聞けて良かったよ。

あたし…これからもひなたが望むならいつでも笑ってるよっ★』

「うん。
ありがとな、優花。

ずっと…笑ってて。
俺、優花の笑ってる姿好きなんだ…。」

あたしはひなたの思いがけない一言に動揺を隠せなかった。

あたしはひなたの事を恋だと分かってからすぐ忘れたわけじゃない…。

やっぱり引きずってたんだ。
だけどあたしは…
今さら、恋をすることは
できないだろう…
そう思い心の奥底にしまいこんだんだ。