「俺にいい考えがある。
明日、ちょっと試してみるか…」

あたしは隼汰に言われた通りにすることにした。

その方法とは…


隼汰が[今日、18:00に相談室。]と書いた紙をわざと松永先生の前で落とす。

というものだった。


これで本当にうまくいくかは分からないけど━━


やってみないよりはマシだから…


あたしたちはさっそく試した。


18:00━━━。

あたしと隼汰はバラバラに入っていく。


『これでほんとに来るかな〜?』

「わかんねぇけど…

…っ」

隼汰は話してる途中にあたしを引っ張った。

『えっ!?
ちょっ、隼ク…っ』

「しっ…」

あたしは言われた通り静かにした。

隼汰は様子を見計らいドアに凄い勢いで向かった。

ドアをバンっ!!と開ける。

「やっぱり…

あなただったんですね。

松永先生。」