涙の、もっと奥のほう。

「うるさいとか言うなよ。」
「だって本当にうるさいじゃん!自分で自分の事わかんないの!?あんたは!!って…いつ入ってきたの時弥!!」

私の横で余裕こいて煙草をふかしている時弥に驚いた。

「叔父さんが手招きしてくれたから」

ソファで寝転んでいる叔父さんに本気でガンをつける。

「まあ飯食えや。」
「てめえの家じゃねえだろ!」

私たちのやり取りにみんなが笑っていた。

今日はお母さんも笑っているような気がして、私も笑った。

お母さんが私に会いに来てくれる日、時弥も一緒にいることになりそうだ。