「別れよう」




そう言われた。





死にたかった。





高層ビルの10階。





その一角にあるレストラン。





2年間も付き合ってきた最愛の彼氏。





菊池風磨。





まぁ、そんな気はしていた。




連絡も途絶えてきたし、会う回数も少なくなってきたいた。




わかりきっていたこと。





けど、いざとなったら予想以上に悲しかった。




風磨がいなくなってしまう。





風磨しか愛情を感じられなかった私。





呆然としていた私を風磨は冷たい目見ていた。




そして、さよならも言わず去っていった。