ああ、クソッ!





バンと手に持っていた物がとぶ。




赤い血が飛び散る。







今は、午前3時。




音は、すっかり夜に溶けてしまっている。




さすがにこんな森の中には、誰もいない。














「ふふっらしくないね。」



同じく赤い包丁を手にした奴が影の場所から



月の光の当たる場所に現る。