あぁ、ごめん、好きすぎて…ついね?

何かを考えてる?
ぶつぶつと何かを呟いている。



掴んでいるだけで締める気は、無さそうだ。


「亜瑠っ!!」



赤髪の少年が叫ぶ。



近づいてきた、赤髪の少年をいとも簡単に蹴り飛ばした。



鈍い音とともにそのまま伸びて動こうとしない。



「あぁ。すみません。つい、邪魔だったので。」


そう言うと、私を離す。