彼は私と同じ高校に通う2年生の冬夜
私より一つ年上で小さい頃からずっといっしょにいることもあり私のことをとても大事にしてくれる
いわゆる"友達以上恋人未満の幼馴染"
しかし、最近彼の様子がおかしい
さっきだってそうだ
普段は私が着替えているときでも気にしないで入って来て私の着替える様子をごく普通のことかのようにへらへら眺めている
と言っても私が怒って部屋から追い出すのだが……
それに彼は私と話すとき目を合わせてくれなくなった
何かあったのかと聞いても目を逸らして「なんでもないよ」と一言だけ
でもまぁ、私の考えすぎか
いちいち目を合わせたりするのもアレだろうしね
「なぁ、紫月。」
「ん、なに?」
「実は俺さ、最近変な夢を見るんだ。」
「どんな?」
「んーあんま覚えてないんだけど、誰かに名前呼ばれるんだ。なんだ?って思ったら記憶を思い出せー!とか彼女をさがせー!とかよくわかんないこと言ってくんの。しかも今日でちょうど一週間。ずっとこの夢見てる。」
私の鼓動はどんどん早くなる
え、なんで?私と同じ夢みてる?!あの夢って偶然じゃないってこと?!
「し……?紫月!」
「え?!あ、ごめん。」
「考え事かー?危ないから気をつけろよ」
「ありがとう。でもまあ大したことじゃないから。」
「そうか?ならいいんだけど、何かあったらちゃんと俺に言えよ!」
「うん、わかった。」
結局この日は夢のことを打ち明けることができなかった
冬夜は学校で会うたびに気にかけてくれていたが、とても申し訳なく思う
しかし何も聞かずにいてくれたことに感謝している
あの夢は一体なんなの?どうなっているの?
彼はあの先の言葉も聞こえてたのかな
あした、明日はちゃんと彼に言おう
こんなこと、一人で悩んでても仕方ないし打ち明けたほうがきっといいよね
「よし、もう寝よう。」
明かりを消し、ベッドに入る
また、あの夢見るかな
紫月は眠りへと落ちていった
私より一つ年上で小さい頃からずっといっしょにいることもあり私のことをとても大事にしてくれる
いわゆる"友達以上恋人未満の幼馴染"
しかし、最近彼の様子がおかしい
さっきだってそうだ
普段は私が着替えているときでも気にしないで入って来て私の着替える様子をごく普通のことかのようにへらへら眺めている
と言っても私が怒って部屋から追い出すのだが……
それに彼は私と話すとき目を合わせてくれなくなった
何かあったのかと聞いても目を逸らして「なんでもないよ」と一言だけ
でもまぁ、私の考えすぎか
いちいち目を合わせたりするのもアレだろうしね
「なぁ、紫月。」
「ん、なに?」
「実は俺さ、最近変な夢を見るんだ。」
「どんな?」
「んーあんま覚えてないんだけど、誰かに名前呼ばれるんだ。なんだ?って思ったら記憶を思い出せー!とか彼女をさがせー!とかよくわかんないこと言ってくんの。しかも今日でちょうど一週間。ずっとこの夢見てる。」
私の鼓動はどんどん早くなる
え、なんで?私と同じ夢みてる?!あの夢って偶然じゃないってこと?!
「し……?紫月!」
「え?!あ、ごめん。」
「考え事かー?危ないから気をつけろよ」
「ありがとう。でもまあ大したことじゃないから。」
「そうか?ならいいんだけど、何かあったらちゃんと俺に言えよ!」
「うん、わかった。」
結局この日は夢のことを打ち明けることができなかった
冬夜は学校で会うたびに気にかけてくれていたが、とても申し訳なく思う
しかし何も聞かずにいてくれたことに感謝している
あの夢は一体なんなの?どうなっているの?
彼はあの先の言葉も聞こえてたのかな
あした、明日はちゃんと彼に言おう
こんなこと、一人で悩んでても仕方ないし打ち明けたほうがきっといいよね
「よし、もう寝よう。」
明かりを消し、ベッドに入る
また、あの夢見るかな
紫月は眠りへと落ちていった
