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「また、あの夢…これで七日目か」 


七日目、つまり一週間も同じ夢を見ていることになる


「うーん。きっとただの偶然、だよね。」


私はなるべくそう思うようにしていた 


しかしそううまくいかず常に頭の中はあの夢でいっぱいだった


「ってもうこんな時間!やばいやばい急がなきゃ」


ふと時計を見るとすでに7:30


普段は7:15に起き支度をするのだが15分も過ぎてしまった


「あーもー!ボタンが止めれない!」


慌てているためか制服のボタンがなかなか止められない


「おーい、紫月!まだか?」


彼の声が近づいてくる


やばいこんなところ見られたら……


そんな私の心の内も知らず、彼は部屋へノックもせずに入ってくる


「紫月ー!早く行くぞ。ったくまさかまだ寝てるんじゃ…ない………」


「きゃ!ばかっ!なんで勝手に入ってくんの?!いっつもノックしろって言ってるよね?!」


「うあぁ!ごめんって!!!って早くしろよ!遅刻するぞ!」


彼は耳まで真っ赤に染め後ろを向きながら急かしてくる


「そういうことゆうから焦ってボタンが止められないの!」


「はぁ、これだからお前は…」


「なんか言った?」


「いや、なんも。」