「好きです！伊織くん（いおり）私と付き合ってください！」

いや、なにこの展開、そして、私が告白してるわけでもないし、告白されてるわけでもないです！

告白されてるのは、私の好きな人です。

たまたま、昼休みに中庭に昼ごはん食べに来たら伊織くんが女の子に告白されてる現場を見てしまった。

もう1度言おう！なにこの展開!!

少女漫画の展開！ベタ過ぎる！


テンパりすぎて自己紹介がまだでした！

私は、加藤詩葉（かとううたは）です。

そして、冒頭で告られてた彼が大見伊織くん（おおみいおり）です。私の好きな人です。

伊織くんとは中学の頃から好きだった。

中2の頃に、同じクラスで、困った時に助けてくれて、なんかドキドキして、気づいたら、目で追っていた。