私だって顔面偏差値は高い方だと思っている



住んでいるところは田舎だが、都会に行けば必ずスカウトマンに声をかけられる。



いつも断っているが、それぐらいに顔立ちははっきりしている自信がある。




なのに…どうしてあいつは私を見てくれないのだろうか




そんなことを考えていればそいつから声をかけられた




「おはよー悠里」


こいつが私の好きなやつ岸本 理樹


「おはよー理樹」



………こんなしょうもない挨拶でもこの時は理樹から声をかけてくれるから私にとっては特別な時間なんだ