銅城さんは、犯人の可能性が高い。


「璃倫さんが亡くなったことを、どう思っていますか?」

「悲しいに決まっているじゃない! 大切な友達だし、いつもそばにいたのに。私そんな人を殺害するわけないじゃない! ひどいね! 私出ていく。」

「あっ、すみませ……えっ?」


銅城さんは、私の手を振り払い去って行った。


私はそこまで深く疑っていない。

聞きかたが悪かったかも。


「やめて!」


銅城さんが泣き叫ぶ声がした。