美人さんの祖父母の家へ行った。

警察署から歩いて十数分するくらい。


小走りで数分、着いた。


羽柿さんの祖父母の家は白い壁で、よごれがない。

大きな家で、お城みたい。


チャイムを鳴らす。


〈はい、羽柿です。〉

「警察です。璃倫さんの祖母のお宅ですか?」

〈そうです。警察ですか。今行きます。〉


なんだかいつも事件捜査のとき、大きなお家や美人が多いような気がする。