私もおどろいた。




「私は死んでいない!」




その声は、亡くなったはずのアイドル。


羽柿 璃倫さんだった。


「璃倫さん。どうして? のこ、璃倫さんが亡くなったって聞いたんだけど。」


銅城さんの口がポカンと開く。


「璃倫? 私が殺害したのに、生きていたの?」


えっ、井形さんも知らない?