がららっ


人が来ないところだと思ったら、少しは来る



「おい、そこのガキ、邪魔だ」


傷だらけのヤンキーが休みに来た


海どうする



いやどうもしないわ


「ごめんなさい、私もここで休んでるの」



「はあ？てめぇ、生意気だな」



「あなたいくつ？」



「うるせぇ…だまってろよ」



傷だらけのヤンキーなので威勢だけがいいみたい




続いてもう1人

顔が半分髪の毛で覆われていて後ろ髪も長い女の子がやってきた







「あ、あ、あ、すすすみません」



「？ なんで謝るの？」



「そそそこの人が睨んでるから」



「大丈夫、いま戦闘力ないから」


「ああん？」


あ、起きてたんだ。

椅子並べて寝てるからさ、てっきり。




「ほ、本かえしに、き、きただけなので」


「へぇ、名前は？」

名前くらい聞いとこう


「さ、さ、さがみさやか。あっ、漢字は…相模鉄道の相模に彩り」


「ほうほう素敵な名前、私は瀬川海」


「せ、せ、瀬川さんか、有名だよね」


「なんで？」


「だ、だって、あの鈴木晴と仲いいんでしょ？」


「うん？多分ね」



「へ、へぇ、じゃあね」


「また来てね！」




あらあ、16年間必要ないと思ってた友達とやら



ができたなり