夜晴から電話がかかってきた


「もしもし」




「…海?」


「うん、、」



「そうか…教室を拠点にする必要はないんじゃないか?」





「たしかに…でも美術室は授業で使うし保健室は不登校っぽくてやだ」




「うーん、……そうか図書室は?」




「ああいいね、じゃあ、図書室に行く」




「俺と一緒にいようか」



「んふふ、やだ」






「おい」


「また、明日ね」

「おう」




電話を、切った