初恋は思い通りに行かない。

「あれから1時間後ぐらいして話したり食べたりしていた。
すると、結愛がお手洗いに立つと同時に奏翔のケータイが鳴って2人は席を離れた。
莉乃と2人っきり。
もしかして、俺と奏翔変わってあげるべきだったんじゃ?
なんて考えながら珈琲を飲んでいると
「ねぇ、樹って結愛の事好きでしょ?」
莉乃から出た言葉に驚いて危なく珈琲をこぼすところだった。
「げっほげっほ...なんでそんな事聞くんだ?」
莉乃とは中学からよく話す間柄だったが、恋愛の話はあまりしなかった。
「ん?気になっただけよ」
まぁ、素直になるのもいいのかもしれないと思いながら正直に話した。
「好きだよ、結愛のこと。そのうち告るつもりでいるけど」
「早くしないと違う男に取られるよ?」
あまり、男と話している結愛を見たことがない俺は少し余裕をこいてる部分もある。
それも10年間告らなかった原因の1つでもある。
「早めにするように努力するよ」樹はさ、学校で皆が思ってるのと雰囲気違うよね?」
「そうか?意識したことないけど」
「もっとクールなイメージがあった」
あまり自分から声をかけて行く方じゃないけど...。
まぁ、人と話すの苦手だし。
てか、俺そんなイメージ持たれてたなんて初耳だわ。
「口数も私達といる時よりも少ないし」
「そ、そうなのか?普通だと思うよ。でもお前らといると楽しいからさ」
「...この天然たらしが...」
思った事言っただけだし、俺たらしじゃねーし。
第1に、
「天然は結愛じゃん」
「まっ、そーだけどさ」
「ん?私がどうかした?」
いきなり結愛が現れるからびびった。
「なんでもないよー」
そんな事を言っているうちに奏翔が帰ってきてまた4人で話し始めた。

そんなこんなで夜になり、お開きとなった。
当たり前ながら途中、2人とも別れ結愛とくだらん話をしながら家に帰った。