初恋は思い通りに行かない。

皆でわいわいしていると見覚えのある人が...。
あっ、こっち振り向いたって
「裕貴にぃ!」
「やっほ」
裕貴にぃは手を振りながらこっちにやって来た。
てか、この格好はここでバイトしてるのか?
だから、結愛がいきなりカフェ行きたいなんて言い出したんじゃ...。
「結愛やっぱり来たね。明日あたりにでも来ると思ってたのに。まさか今日来るとは」
「だってお兄ちゃんのバイト先見てみたかったんだもん」
やっぱり!
まぁ朝玄関先でたまに会うぐらいで久しぶりの裕貴にぃだから、嬉しいけど。
もちろん、この2人も裕貴にぃを知っているしこの兄妹が仲良いのも知っている。
だから、少し呆れている。

少し裕貴にぃも混ざって話していると、
「神咲くん。ちょっといーい?」
裕貴にぃは呼ばれたらしい。
返事をしながら俺だけに聞こえる音量で
「今度奢ってやるよ。相談のってやっから。」
と言うと手を振りながら去っていった。