会話がない!


まず、私が喋っていい人ではない!!


やっぱり隼人くんと私は住む世界が違うから。


ちょっと気負ってしまう。


隣にいてもダメだと思う⋯⋯。


うーん。どうしよう。


こういう気まずい雰囲気苦手なんだよね。


元カレともこういう雰囲気いっぱいあったけど⋯⋯


こういう雰囲気こそ心地いい時間だったなぁ。


あれも偽りの時間だったのかな。


「心菜?」

「隼人くん?どうしたの⋯⋯?」


急にどうしたんだろう。


「いや、なんか考え事してるみたいだから大丈夫かって」

「ご、ごめんね。ありがとう」


顔に出ちゃってたかな。


ちょっと考え込みすぎたかも。隼人くんも隣にいるのに。


はぁ、迷惑かけちゃった⋯⋯。


は、話。戻さなきゃ。


「あ、え、えっと⋯⋯何が食べたい⋯⋯?」