「その時の私と今の私わかってる⋯⋯?」




「え?」


不思議そうに聞いてくる隼人くん。


「変われてる、かな⋯⋯」



「変わってる。お前は変わってるよ。前の心菜じゃない。だから自信持て」




自信⋯⋯か。




「ないように見える?」




「ああ。もっともっていい」



だよね。実際自信なんてないんだもん。


「⋯⋯」





もって、いい。




こんな私でも持っていいんだろうか。



でも、私の過去を知った上で自信を持ってと言ってくれている。




上野くんのことはすごくショックだけど、私も過去にとらわれず前に進めってことだよね。




自信を持って。