街灯がならぶ夜道に響くのは二人の声と足音


「手ぇつなごっか?」

「うん」


長い指に俺の小さい手を合わせる

大きくてあったかい大地の手

あーたぶん俺、真っ赤だなァ


「星、意外と見えるんだな」

「だね。…綺麗」

「俺は直輝のほうが綺麗だと思うなぁ」


真顔でそんなこと言う大地をちょっと羨ましく思う

俺も思ったことを言いたい

かっこいいとか
すきとか
あいしてる…とか