「それが恋だったら…」 「え?」 少し衣純の声が固くなった。 衣純はぎゅっと手を握りしめ、拳を作る。 衣純の首筋を、汗が伝う。 「それが恋だってんなら、とっくに俺は恋をしてるよ」 その言葉の裏に、誰がいるの。